つくる

モビリティ業界では100年に一度の大変革の時代といわれ、NSWでもCASEやSDVへの取り組みを強化しております。

NSWでは上位プロセスである要件分析・アーキテクチャ設計といった要求エンジニアリングに注力するとともにMBSE/MBDも取り入れ、サイクリックな開発や人材の育成に取り組んでおります。

NSWの未来への挑戦

NSWは、この変革の波に乗り、未来のモビリティをリードするために、以下の取り組みを強化しています。

SDV時代に向けて

NSWは、次世代の車両に対応する技術に注力します。特に、ソフトウェア定義車両(SDV)へのシフトを進めており、以下のような技術的な要素を取り入れています。

  • MBSE/MBD(モデルベースシステムエンジニアリング/モデルベース開発): 車両の設計と開発を効率化し、シミュレーションを通じて高精度なモデルを作成します。設計段階でシミュレーションすることを可能とし、効果的な開発を実現します。
  • OTA(Over-the-Air)アップデート: 車両のソフトウェアをリモートで更新し、新機能の追加やバグ修正を迅速に行います。
  • ADAS(先進運転支援システム): 安全性と利便性を向上させるための自動運転技術や運転支援機能を提供します。
  • DevOpsとCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー): ソフトウェア開発と運用の効率化を図り、迅速なリリースと高品質なソフトウェア提供を実現します。
  • AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture):標準化されたプラットフォームを使用し異なるメーカー間での互換性を確保した効率的な開発やソフトウェアの再利用を実現します。

プロジェクトとパートナーシップ

NSWは、各プロジェクトに参加し、企画にも積極的に取り組んでいます。

車載組込みシステムフォーラム(ASIF)

JAMBE

上位プロセス: 要件分析とアーキテクチャ設計 

私たちは、製品として実現したい案件を明確にするために、ステークホルダーや関係者から情報を収集します。この過程では、他社製品のベンチマークテストを行い、性能要件や課題を明確にしています。さらに、技術要件、法規案件、開発スケジュール、予算などの情報も考慮に入れ、要求を明確にし、要求分析を行います。

要求分析から得た情報を元に、ユースケース図、シナリオ、アクティビティ図などを用いて関係者が理解しやすい要件を定義します。その上で要件を基に、要求仕様書の作成を行い、仕様の検討漏れや設計不足によるQA問題や手戻りを低減するハイレベルな仕様の作成を実現します。

また、In-Carだけでなく、車載システムと連携するセンターやマルチメディアとの仕様調整や通信仕様の作成も行います。

多様化・高度化する車載システムの企画・設計・開発から教育・運用・メンテナンスまで、トータルで支援します。これにより、お客様のニーズに対応した最適なソリューションを提供します。

サイクリックな開発や人材の育成

私たちは、サイクリックな開発手法を導入し、継続的な改善とイノベーションを推進しています。また、専門知識を持つ人材の育成に注力し、未来のモビリティを支える強力なチームを構築するため、常に技術革新を追求しています。

たとえば、ドライバーの疲労を検知する技術の一環として、 AI技術を活用したDriver Monitoring Systemの開発に取り組んでいます。

このように、技術力の向上と人材育成を図り体制を整えるとともに自社ソリューションとサービスの提供を行います。

プロジェクトとパートナーシップ

ETロボコン活動