AI ワーキンググループの取り組み


AI ワーキンググループは2021年4月から開始したワーキンググループ活動です。

当時は機械学習やディープラーニングといった単語が一般的になりつつあり、さまざまな分野でAI技術が活用されるようになっていました。

車開発においてもAIを用いたさまざまな機能開発が進められており、そのような状況下で、「人と対話する車」の実現を目指して、有志によりAIワーキンググループは発足しました。


ワーキングループでは、現在、AI技術を用いたDMS(Driver Monitoring System)の開発を行っています。
このシステムは機械学習モデルでドライバーの姿勢、顔の表情を推論し、危険運転に対して警告を出して防止するものです。
開発言語はPython、機械学習ライブラリとしてはTensorflow、画像処理にOpenCVを用いて開発しています。

ドライバーの姿勢から、わき見・居眠り状態を検知する他、表情から感情を推論してイライラ運転の兆候を検出し警告を発する機能が、複数の展示会において来場者の高評価を得ています。

車関連の開発では高い即時性、信頼性が求められるため、処理速度および精度面の向上が必要で、本DMS(Driver Monitoring System)開発でも苦労している所ですが、自分達でコンセプトから考えて開発したシステムが会場で展示されるというのは、達成感があります。

「人と対話する車」の実現までの道のりはまだまだ長いですが、これからもメンバーで協力して障害を乗り越え、目標を達成していきたいと考えています。