
自宅のリビングを自律走行で清掃するお掃除ロボットが登場してから20年以上が経過しましたが、今やその清掃場所は、自宅を飛び越え庭や公園にまで広がりをみせています。
農業機器の中でも草刈機の自動運転化は、人手不足や作業効率向上といった課題を解決するソリューションとして注目されています。
草刈機の自動運転化は、特に広大な敷地を持つ施設や、危険を伴う斜面での作業などにおいて、その真価を発揮します。
例えば、ゴルフ場やキャンプ場、広大な公園では、広範囲にわたる芝生の管理に時間と労力がかかりますが、自動運転草刈機は、事前に設定されたエリアを効率的に走行し、刈り込みを行います。夜間や早朝に自動で作業することで、日中の施設等の利用を妨げることもありません。
またソーラーパネルの下草管理は、発電効率維持のために重要です。
手作業での草刈りは時間とコストがかかりますが、自動運転草刈機は、パネル周辺の草が伸びる前に高頻度で除草できることはもちろん、作業員を熱中症や蜂刺されなどの危険にさらさないことも強みです。
高速道路の法面のように傾斜の大きい危険な作業場所において、作業員の安全確保に貢献します。
自動運転草刈り機は、遠隔操作や自律走行によって、作業員を危険に晒すことなく、効率的に草刈りを行うことができます。
主な導入メリット
組込みシステムは、以下のような分野で幅広く採用されています。
- 作業効率の向上:クラウド連携を行うことで人手による作業と比較して大幅な効率化を図れます。
- 作業員の安全性向上: 危険な場所や重労働から作業員を解放し、安全性を向上させます。また一定の人件費の削減にも貢献します。
- 環境負荷の低減: 電動化された自動運転草刈り機は、燃料消費を抑え、排気ガスを削減するため、環境負荷の低減にも貢献します。
このように自動運転草刈機はビジネスユースにも適応しながら、その敷地面積や、作業場所、障害物の検知に至るまで、モバイルデバイスと連動させることにより、より手軽に利用できるようになり始めています。
自動化と聞けば、つい時間と労力の効率化ばかりが頭に思い浮かびますが、自動運転草刈機はその管理の正確さとモバイルデバイスとの相性の良さといった強みを持っています。また何よりも作業員の安心・安全を担保しながら、省力化・自動化・IoT化できることが、自動運転草刈機の最大の導入メリットといえるかもしれません。
終わりに
今回ご紹介した草刈りの自動運転は、当社のGEBOTSフレームワークにより実現しています。
GEBOTSフレームワークは、これまで当社が取り組んできた自動化技術をベースに、カスタマイズ対応によりお客様ごとに最適化したソリューションを強力かつスピーティーに提供するものです。当社は現状課題のヒアリングから解決策のご提案、さらには実地での効果場証までトータルで対応しています。
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