NSW-OTAは遠隔でソフトウエアの配信が可能になる、OTA(Over The Air)機能導入を支援するソリューションです。
管理Web画面を通じて、デバイスの状況を管理したり、ソフトウエアの配信予約を行うことで、現地に行くことなくデバイスやソフトウェアの管理や更新ができます。
また同時に複数デバイスの更新等も行えるため、1台1台に時間をかける必要がありません。運用面でのコストを削減できます。

本ソリューションを導入することによって、OTA機能における開発コストの削減を見込めるとともに、デバイスごとの各種バージョンを管理Web画面を通して監視することができます。
また、OTAパッケージ(ソフトウエア / データ / 証明書 / 秘密鍵)の配信予約も可能なため、お客様のニーズに合わせたOTAを実現できます。
NSW-OTAの特長
- 開発コスト削減NSW-OTAは、OTA Lib(ライブラリ)を提供します。本ライブラリを導入することでOTAタスクの開発コストの削減が可能です。
- セキュリティ通信時は暗号化して通信を行い情報漏洩のリスクを軽減します。ソフトウエア配信時の破損チェックなども行い、デバイスへのソフトウエア配信を安全に行うことができます。
- ニーズに合わせたOTAパッケージソフトウエアだけでなく、データや証明書、秘密鍵などお客様のニーズに合わせた情報のOTA配信が可能です。
- デバイス管理管理Web画面にログインすることで、デバイスごとのバージョン情報やOTA状況の確認、ソフトウエアの配信設定ができます。
開発イメージ
OTA LibがOTAタスクの大半を担っているため、必要最小限の実装でOTA機能の実現ができます。

※個体認証
OTAシーケンス(表のOTAタスクを上から順に実行する)の最初に認証を行うことで、通信許可されていないデバイスからの通信(なりすまし)をブロックします。
※状態管理
現在のバージョン情報やOTAタスクの実行状態を管理Webアプリと連携することで管理します。
これらの情報は、管理Webアプリを通じてリアルタイムの状態を確認することができます。
また、パッケージDL以降のOTAタスクに関しては、通信量をなるべく減らすことを目的として、レジュームスタートにも対応しています。
※パッケージ検証
ダウンロードしたOTAパッケージの正当性確認を行うことで、正常にダウンロードができているか、パッケージ改ざんなどによる不正プログラムへのアップデート、または第三者の情報搾取による情報漏洩のリスクを軽減します。