【展示会レポート】Taiwan Smart Agriweek 2024への出展

スマートアグリ展会場看板

2024年9月11日(水)~13日(金)の3日間、台湾の台北南港展覧館にて、第9回「台湾スマート農業ウィーク(Taiwan Smart Agriweek)」、第10回「台湾国際水産業展示会 (International Aquaculture & Fisheries Expo Taiwan)」という展示会が開催されました。

今回、NSWはスマートアグリ向けロボット開発分野で協業している台湾の工業技術研究院 ( 以下、ITRI )の出展ブースにて、NSWのロボット自律走行装置を開発するためのソフトウエアフレームワーク「GEBOTSフレームワーク」の技術紹介の展示を行いました。その様子をレポートします。
※スマートアグリは、農林水産省が掲げる「ロボット技術やICT を活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業」を指します。


「Taiwan Smart Agriweek」、「International Aquaculture & Fisheries Expo Taiwan」は、Sustainability、Market、Advance、Resilience、Technologyの頭文字を取った「SMART」をコアバリューとし、アグリテック、畜産および飼料技術、フィッシュテック、農業持続可能技術やコールドチェーン技術等の各分野で、スマート技術を主なテーマに展示が行われました。

出展社・団体数は世界20カ国より400社にのぼり、企業や政府関連機関だけでなく、大学からの参加もみられました。
展示会HP https://www.taiwanagriweek.com/en/

引用:https://www.taiwanagriweek.com/en/


NSWは、ITRIとスマートアグリ向けロボット開発の協業プロジェクトを推進しています。

協業プロジェクトにおいてNSWは主に、農業用ロボットおよび自律移動ロボット(AMR)のナビゲーションシステム構築に取り組み、NSWが開発した「GEBOTS フレームワーク」を実装します。

「GEBOTSフレームワーク」は、”省力・省人化”、”無人化”、”IoT化”と”効率的開発支援”を基本コンセプトとして、NSWの自動車業界での開発経験で培った技術で農畜産業、船舶業界、鉄道業界といった他業界のお客様が抱える課題を解決する「ソフトウエアフレームワーク」です。

また、協業にあたり、ITRIと覚書(MoU:Memorandum of Understanding)を締結しました。
詳細情報は以下のニュースリリースをご確認ください。
NSW、台湾ITRI・東京大学とそれぞれロボット開発分野で協業


冒頭でもご紹介した通り、今回はITRIとの共創にて活用する「GEBOTS フレームワーク」についての展示を行いました。

「GEBOTS フレームワーク」関連動画での紹介

「GEBOTSフレームワーク」を搭載した、自動運搬モビリティロボットや自律走行型草刈り機、屋内向けの自律走行ロボットなどの技術や活用シーンについて紹介する動画を展示会場で放映しました。 関連動画は以下をご確認ください。

VRゴーグルを活用したロボット日台遠隔操作デモ

台湾の展示会場にあるコントローラーを使用して、NSW本社(東京都渋谷区)にあるロボットを遠隔操作するデモを行いました。

注目は、VRゴーグルを活用した360°映像のコンテンツです。
ロボットに取り付けたカメラから、VRゴーグルを介して360°映像を見ることができ、実際にロボットに乗っている感覚で操作ができます。
まるでゲームのような操作感でお子様にも大変好評でした。


今回の展示会を通して、たくさんの方にNSWという企業、技術やITRIとの共創について知っていただくことができました。

展示会やITRIとの協業プロジェクトを皮切りに、今後は日本国内だけでなく、海外でもサービス展開ができるよう積極的に活動していきます。